【テニスお悩み相談】経験の長い方との差を埋めるにはどうすればいいの??

あるお客様からのお悩みです。

ご相談内容

テニススクールを週3回、オートテニスも週1~2回でテニスをしています。

40代からテニスはじめて3年経ちますが、テニス歴の長い経験者とゲームをすると、緊張から来るのか上手くプレーできずに悔しい思いをすることがあります。

運動量、フォームの質、ボールの威力は私のほうがあると思うのですが何が違うのでしょうか。

このままではイヤ!どうしたらいいのか悩んでます。

 

私自身も大人からのテニスなので、このお客様と同じ悩みを持ってます。

↓下の図は異なる2人のテニスキャリアを例にあげたものです。

右のキャリア3年前後の方のほうが基本的なパフォーマンスは高い例です。

でも試合になるとキャリアの長い方に勝てない。

スクールでのレベル分けも、3年前後の方は中級クラス、10年以上の方は上級クラスなんてことも実際にあると思います。

私(キャリア3年前後の方)のほうが、トップスピンもしっかり打てるし、サーブも威力がある。前後のボールもとれている。なのになんで私のほうが下のクラスなんだろう???

ではコーチの評価が間違っているのでしょうか。

また試合で勝てない原因は何なんでしょうか。

 

よしのり

ノヴァオートテニス流の2つの提案をいたします。

 

目次

自分の強みを活かせるか

人生で培った自分なりのノウハウ(強み)をテニスに注ぎ込むことです。

自分が上達・習得に当たる際に使っているノウハウがあるはずです。

やり方は人によってさまざまなはずです。

例えば、

  • 運動神経が良く、すぐに打てるようになるが飽きやすく、すぐに冷めてしまう。
  • 運動神経はさほど良くないが、理論を重んじていて、基本を丁寧に習得し、継続力がある方。

この2人の上達のノウハウは全く違うものなのは想像できます。

 

例えば、勉強、部活、習い事、仕事、育児、家事、テレビゲーム、自治会役員。。。なんでも共通しています。

まずは自分のタイプや強みの棚卸をしてみてはいかがでしょうか。

自分の強みを2つ以上あげてください。

 

強みを活かす例をいくつかご紹介します

①スケジューリングが巧みな方だとしましょう。

でしたらテニスの上達に向けたスケジューリングで上達プランをたてるべきです。

 

②コミュニケーション力や質問力が高い方だとしましょう。

でしたらコーチや経験者に自分へのアドバイスをたくさんもらえるようにするべきです。

 

③人脈構築力が高い方だとしましょう。

でしたら経験者など自分よりもレベルの高い方と練習できる環境を多く作るようにするべきです。

 

④映像の取扱いが巧みな方だとしましょう。

でしたらコートやオートテニスの練習を撮影し、分析力を磨くべきです。

 

⑤情報処理能力・理解力が高い方だとしましょう。

でしたら多くの情報に触れ、人より質の高い、自分に合った情報を取り入れるべきです。

 

ぜひ強みを武器に諦めずに進めていきましょう!

 

 

テニスはやはりゲームありき

ゲームで求められる能力とは

この2つの評価はよく聞く話です。

  • フォームがお手本のように素晴らしいけど、試合で勝てない人「上手いけど弱い人」
  • フォームは個性的だけど、試合はよく勝つ人「下手だけど強い人」

所詮フォームの評価は他人がすることですから、時代が変わったり、その人が自分をどれだけ理解してくれているかで変わるものです。

「フォームは個性」と言い放つ方がいらっしゃいます。少し乱暴ではありますが確かにその通りです。極論、人それぞれでいいわけです。

ただ試合に勝った・負けたは数字で出てしまう現実のものです。

図の要素は一例です。まだまだ他にもたくさんあると思います。

「攻め込まれているときに時間を稼ぎ、少しでも相手を動かす守りのボール」、「相手の弱点を突くボール」、「3球かけてポイントをとる展開」などはゲームで経験して初めて感じるものです。

いくら早くてスピン量の多いストロークが打てても試合に勝てるとは限らないのがこのような要素と考えられます。

球威や切れがあまりないプレーヤーでも図の要素に磨きをかけて、強いテニスプレーヤーとなっていく方はたくさんいらっしゃいます。

 

世界の一戦で活躍するプレーヤーでも同じことが言える気がします。

錦織選手は若手のハードヒッターと試合したときもあまり負けることがありません。

サーブやストロークの威力は断然若手選手のほうが上なのになぜ優位に立てるのでしょうか?

恐らくゲームに勝つための能力の高さが決定的な違いなのでしょう。

私たちとはレベルは違うものの共通点は多いと思います。

 

テニスはゲームです。ラリー練習ではありません。っとはいったものの練習とゲームを切り替えるのって難しいです。

たまに試合よりもラリーなど練習のほうが好き!っという方がいらっしゃいますが、すごく理解できます。

で・す・が テニスはゲームです(笑)

 

経験値が高い方が醸し出す独特なオーラってなんなんでしょう。

みなさんも心当たりがあるのではないでしょうか。

あのオーラは、上の図の能力が高い方は特に出ている気がします。

ゲームの前半で相手の得意不得意ショット・攻撃パターンなどを分析したいという思いから、相手の動きをじーと観察するような雰囲気。

勝つための取り組みです。

相手を左右に振ったはずなのに、気が付いたら優雅にオープンスペースへ戻ってきている。

脚力が弱くても予測力・先読み力で脚力を補っているのを見たときにオーラを感じているのかもしれません。

ゲームに勝つための取り組みは奥深いものですね。

 

ゲームを意識している方の練習

ストローク&ストロークの練習でも、「ベースラインの1m内側にコントロールする」・「短いボールはアプローチ打ってボレーへ」とゲームを意識して、ポイントを獲る組み立てを常に考えてます。

ボレー&ストロークのボレー側なら、「胸より高い打点のボールはアングルに決めるか、叩いて威力を出す」

ストローク側も「相手ボレーやーがネットにドン詰めだったら、ロブで後ろに下げる」「相手の足元を狙い、次の球はロブなどで目線を激しく動かしてミスを誘う」など。

そんな些細なところからも変わってきます。

 

「私はそんなレベルじゃないわ」「もう少しうまくなってからでしょ」

と思った方も多いかもしれません。

 

 

よしのり

でも初心者からちょっとでもこの意識を持つことをお勧めします。

「練習のための練習をしない」「ゲームのための練習をする」

それがキャリアの差を埋める取り組みだからです!

 

▼オートテニスでもゲームありきの練習ができます。

▼相手にコースを読ませないことを意識した練習メニューです。

このようにテーマをもってマシンで練習することでゲームに強いプレーヤーに近づけます。

 

理想はミニコートで初心者から楽しくゲームをしまくること

「Play&Stay」という言葉をご存知でしょうか。

ジュニアの育成に考えられたボールやラケット、コートサイズを変えて、小さめのコートで上達レベルの早い段階でゲームを楽しみながらテニスを覚えるプログラムです。

▼私がテニス観戦に行ったときに、イベントとして設置されていたミニコートで楽しんだときのものです。(私服なのはそのためです)

展開力だの、戦術だの、予測力だの、理論的な話も大事ですが、単純に「勝ちたい」、「面白いことをしたい」という思いで楽しむことが理想です。

ミニコートなら体力にあまり自信がなくても楽しめます。

ショットの精度が低くても展開を作りやすいです!

よしのり

やり方次第で、ゲームの緊張感や駆け引き、ルールを覚えることなどは十分に可能です。

このコートが当店に欲しいーーーーーー!

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