2019年1月11日マレー本人から引退の発表があった。
1987年5月15日生まれの31歳
錦織選手と2歳差
印象に残るのは
リオオリンピック優勝の2016年。
後半戦の怒涛の優勝で世界ランク1位。
自信みなぎるプレーで輝いていた彼を最近のように思い出せる。
目次
引退を決断させるまでのケガはなぜ起こったのか!?
▼引退会見の記事
参考 衝撃の引退マレー「疲れた」tennis365.net
重大なケガはどのように起こったのか?
よしのり
私はマレーの「体格と選択したプレースタイルのミスマッチ」にあると思います。
BIG4の中で最長の190cm。手足も長い。
フェデラー、ナダルやジョコビッチは185cmあたり。
長身選手はフットワークでは俊敏性などの点でやや不利となることもあるため
高い打点を活かして
攻撃的な決めのショットを持ち
短いラリーでポイントをとるパターンを武器とする選手が多い傾向。
デルポトロやベルディヒはフラット系の低くて速いボールで
ウィナーを打ってくる。
キリオスは高速スピンをかけるが速いボールもしっかり打てる。
サーブもサービスエースでゲームを作る選手が多い。
マレーは長身だがディフェンシブに
ボールをつないでつないで
鉄壁の守備で相手にプレッシャーをかけるスタイル。
もちろんエースもとれる。
焦って攻撃的なボールを打ちミスをするケースは少ない反面
球数が多くなり振られたボールも走っていき
低い打点でも体制を低くしてボールを返球するような動作は足腰への大きな負担となる。
▼マレーのディフェンシブなプレーがわかる動画
US Open Tennis Championships YouTubeチェンネル
▼手前の選手がマレー
決められるシーンがいくつもあるのに。。。
54本のラリー!
コートの中に入ってもネットプレーせずに後ろに下がってる。
攻撃的なプレースタイルの方からすれば信じがたい光景。
このプレーを維持するために
過酷な体幹トレーニング
過酷なフットワークトレーニング
をこなしているのは有名な話。
【似て非なる選手】長身でディフェンシブだが楽~に打つ選手がいた
イタリアの34歳
アンドレアス・セッピ
Andreas Seppi
慎重が191cmとほぼ同じ。
サーブもストロークも体の負荷を最小限にしたような打ち方。
体重は75kg マレーより10kgくらい軽い
軽快なフットワークでミスなくプレー
攻撃力もありますが、チャンス以外は楽~に打っているように見える。
このテニスでフェデラーや錦織選手に勝っている。
▼軽快なフットワークでラリーするセッピのプレー動画
Sydney International YouTubeチェンネル
マレーはフットワークを武器にしているが
体重84kg。大柄な体格だ。
セッピに比べて10kg近く重い体で縦横無尽のフットワークをしているマレー。
やはり体への負担はあるのかなぁ。
若いころは今よりもかなりスリムだったような気がする。
「筋力をUPさせてケガを防ぐ」という考えもあるので、体重増加=ケガのリスク増額 とは言えない。
特にトップアスリートの世界は特別かもしれない。
一般プレーヤーは何を学ぶか!?
トップアスリートを参考に考えるのは無理があるのかもしれない。
一般プレーヤーにも共通する点を考えてみた。
とにかくケガは避けたいもの。
今ケガがない方も今後のケガを予防するためにどのようなプレーをするかを考えたい。
身軽さから想像する4つのプレースタイル
【例えば】
- わりと体重がある方A→力まずに決めのショットが打てるように強化し攻撃的にプレー。
- わりと体重がある方B→シェイプアップしてフットワークを強化しする。
- わりと体重が軽い方→フットワークを武器にミスのないプレーでプレッシャーをかける。
- わりと体重が軽い方→フットワークを武器にネットに果敢に出て攻撃的にプレー。
私は1.2を同時に取り組むのが理想だなぁ~。
大柄なのに軽快さを出すとどうしてもケガのリスクが上がる。
一般プレーヤーがテニスのために日々トレーニングを積むのは難しいでしょう。
中にはいらっしゃいますが。
振られて走らなければならない状況にならないためのボールを考えて打っていきたい。
例えば
むやみに打ちごろのボールをクロスに打つのは
相手もクロスに打ってくる可能性があるので
走らされるリスクが上がる。
センターへ打っていくのを基本戦略にする。
身軽な方は攻撃的なボールだけでなく、ぜひフットワークをトレーニングし
守備力を武器にするのはおすすめしたい。
まとめ
テニスは人それぞれ。
長い目で見るとケガのない人が最も上達するという結果もあり得るのがテニス。
無理なハードヒット
無理な守備 ではなく
自分の体格にあったプレースタイルを目指すのはいかがでしょうか。
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